2010-03-30

FREE

今さらながら話題の『FREE』を読み始めた。無料からお金を生みだす新戦略とは一体なんなのだ?無料の旗手、GoogleのサービスはG-mailはじめいろいろと使っているし、インターネットを使い始めて1年ちょっとしてYahoo Japanが登場して以降、無料を意識することなく使ってきている。その一方で、今さら「無料(フリー)」といわれると、日本人にはどうしても「ただより高いものはない」の発想が頭を過ぎる。
これは見事に本書のプロローグに書かれていて、疑いを持つか持たないかは30歳を境に分かれるらしい。30歳以上は疑いを持つのに対して、それ以下はグーグル世代だから無料が当たり前と考えるらしい。私もグーグルは使っているが、グーグルは無料と思っているだけで、無料が普通とはどこかで思ってないということか。こんなところで、年齢を感じさせられるとは思いもしなかった。

最近では銀行の手数料や金利も無料に近くなりつつある。金利は政策的に0に近い短期金利を出しているから調達コストが低くなっているのは人為的だが、手数料はそれで説明がつかない。この辺りについてもこの本を読むと何か獲ることがありそうだ。大手銀行との競合の役に立てばと思う。

1 件のコメント:

tommy さんのコメント...

世の中に無料のモノは無いと認識しているオッサーン世代です。
世の中の無料サービスは広告宣伝費によって維持されています。まあ、今の雑誌と同じですね。発行部数の数で広告媒体としての価値が決まり、広告が確保出来ないと休刊になってしまう・・・という仕組みですね。
もちろん、無料サービスを利用したユーザーの数%でも広告を見て利用すれば・・・結局お金を払っている事になります。
金融サービスでも、大手銀行が旧サラ金と提携してキャッシングサービスを行っているので、端末を利用するユーザー数を確保出来れば、その行為自体が広告として成り立つのでは無いでしょうか?

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