2010-03-26

街の映画館

小学校の頃は住んでいる瀬戸市にも2館映画館があったが、確か中学校の頃にはなくなっていた気がする。親が映画に行く人ではなかったので、子どもの頃は映画を観に行くということはほとんどなかったし、高校生になってからも近くに映画館がなかったからほとんど行ったことがない。まともに観ようと思ったら名古屋駅まで行かなくてはいけなかったから、全く映画というものを考えたことがなかった。だって往復するだけで映画鑑賞料と同じだけの電車賃払ってたら高校生のお小遣いでは無理でしょ。


そんなピカデリーも3月で閉館すると日経夕刊に出ていた。映画を観るようになったのは社会人になって、既に車を持っていたから大駐車場完備の郊外シネコンばっかり。名駅で用事があるときに時間つぶしで何度か行ったことはあるが、それ程印象深いものではない。しかし、古い昔からある映画館で見るというのは、シネコンで観るのとは違ってどこかしら憧れがあったような気がする。それは多分子どもからは近寄りがたかった名古屋駅へ行くことができるようになるという、田舎の少年にとっての都会への憧れのような気もする。


そんな名古屋駅も新たなシネコンが2箇所もできてさすがに昔からの映画館も立ち行かなくなったのか。都心部の狭い名古屋では東京のように次から次へと副都心を作ることができないから、新陳代謝するしかないためこれもやむを得ないことかもしれません。

2 件のコメント:

tommy さんのコメント...

でもさ。最近のシネコンのスクリーンって、小さいんだよね。
昔のシネマスコープの大スクリーンを経験したオジサンとしては、かなり物足りないです(苦笑)

Unknown さんのコメント...

>tommyさん

確かに。あたりのスクリーンだといいんですけど、はずれにはまるとすんごい小さいですね。それでも座席の広さで満足してしまう最近の私・・・。

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