2010-01-31

ハードルの高いトンテキ

大学時代の同期グループで圧倒的な好評を得ているB級グルメの王者は四日市名物「トンテキ」です。

いつもははるばる四日市まで高速で走って行き、インターを降りてからさらに20分ほど走り、そしてお店の前で30分近く待つこちらへ行くのですが、春日井市にトンテキのお店ができたとの情報があり早速行ってきました。

行った時間が遅かったのもありますが、そもそもメインの「大トンテキ定食」が既に売り切れていたことで意気消沈。仕方なく、サイコロ大にカットされたこまぎれ定食を。

普通、トンテキというとポークステーキの味がちょっと濃い目といった感じになるんでしょうか。いわゆる街の洋食屋さんで食べるトンテキの味。タレというよりもソースといった感じ(ちょっと言いすぎですが)のお味はキャベツにもよく合いご飯がすすみます。

が、しかし。

僕らが求めているトンテキはあくまでもこちらのお店の味。

これを期待している人間には全くもって別物の印象がぬぐえません。やはりあのトンテキは遠路はるばる四日市まで走っていって、行列を並んで食べないと味わえないものなのかもしれません。

來來憲本店 春日井店
春日井市鳥居松町3-61
0568-83-3619
http://rairaikenhonten.com


2010-01-29

4連敗

平日は無駄なお酒の飲み方はやめようとしているが、今週は月曜日から飲み続けてしまった。転寝をしてしまう、寝るのが遅くなる、アルコールで寝つきが悪い、そして朝起きられないの悪循環。わかっているがやめられない(植木等の歌ほど気楽でない)。

お酒が飲みたいというのはいくつか理由があると思う。


  1. みんなで楽しくわいわい。
  2. 心身ともに疲れて、リフレッシュ。
  3. 気分、体は疲れているけど、頭は元気(ちょっと矛盾しているかもしれませんが)。


1と2で飲むならいい。問題は3。

仕事をしても不毛に体力を使うだけ、効率よく仕事をしていないから無駄な気を使ったりして疲労だけは一人前だけど、別に頭を使って何かをやったわけではないから頭の体力はまだ残っている。こういう場合、頭の元気さと体の疲れのギャップを埋めるためにお酒で頭を無理やり疲れさせているように思う。

こういう日は達成感も何もなく、頭が疲れていないなら夜本でも読めばいいものを、かといって本を読む気力はないけど何もしないのはもったいない。知らず知らずのうちにビールに手が伸び何もやらない(やれない)理由を作っている。

昨年はこんな日が多すぎた。1日の大半を過ごす環境を変えなければならないが、状況は悪化の一途。今週は週頭にそれを断ち切れることを願っていたが、それもかなわずに終わった。独立開業しているわけではないので何も自分ひとりで背負うことはないだろうにと思われるだろうが、増える仕事を全員で分散することを非とし、とにかく片付けろの一辺倒ではさすがに参る。

2010-01-26

地元を離れた人間ほどskype意識は高い

今さらながらskypeを使い始めました。

以前、東京へ3ヶ月間研修に行った際もインストールはしたんですが結局使わずじまい。用件はメールで事足りるし、長電話を要する相手もいない(悲しい・・・)しで、使わずじまいでした。

先日、地元の友人が突如としてskypeをやってみようと言い出したので久しぶりにインストール。前回のIDを忘れてしまったので、再度IDも取り直し。GメールからID検索してみたら、結構な人数の人がskype IDをもっていました。その割りに、オンラインになってる人はいませんが・・・。

先週からポチポチ使い始めましたが、PCでやる分にはタイムラグもなく快適。ただし、こちらは有線マイクとイヤホンで使用しているため、相手方に十分な音量と音質を提供できているようなのですが、先方がbluetoothを使用している場合、こちらへの音量がかなり不安定です。ただし、相手方がPSPでやってみたときはかなり音量、音質ともに申し分なく、通常の電話となんら変わりません。これで無料なのだから、世の中すごいものです。

そして、グーグル携帯で試してみました。skype lite betaは通話に対応していないようなので、アンドロイドマーケットからfringというソフトをダウンロード。早速試してみました。はっきりとはしていませんが、若干会話にタイムラグが生まれているようです。無線LAN環境でなくても3Gでskypeが使えますので、これをうまく使えば携帯電話料金もかなり抑えられそうです。

みんなで使えるようになればいいねということで地元を離れた人間に声を掛けたところ、既に使用していました。奥さんが里帰り出産したときなどに使っていたとのこと。やはり家庭を持つと家計を気にすることと、久しぶりの一人暮らしは何かと寂しいものなのでしょうか。随分と差を感じました。

まだ試していないのがテレビ電話。そして、skypeクレジットもまだやったことがありません。このあたりも一度試してみたいですね。

後、三者通話ができれば文句ないのですが、これはどうなのでしょう。

前々から考えていたのですが、グーグル携帯でまともにしゃべっていると気がついたら液晶画面が皮脂でギトギトになっているので、bluetoothのヘッドセットを購入計画中。PCのレシーバとともに、衝動買いの時期が近づいたようです。

2010-01-18

セミナー備忘録。

「ビジネスパーソンのためのマネーとキャリアの磨き方講座」に1月16日土曜日、参加してきました。


社外のセミナーというものに参加するのは初めてだったのですが、目的は以下のとおり。

  1. 資産運用の方法を確認すること(普段、本で情報は仕入れているため、解釈を間違えていないか確認したかった)
  2. 生命保険については全く無知のため(一応、加入はしているが)、そもそも保険て何かを知りたかった。

に加えて、

  1. プレゼンをやる機会も見る機会も少ないため、プロのプレゼンを見て参考にしたかった
  2. プレゼンタのお二人のキャリアに対する考え方を聞きたかった

の合計4つです。

資産運用の方は内藤忍さんです。
著書を3冊ほど読んでいましたし、ブログやツイッターも読んでいるので、内藤の主張は概ね理解しているつもりでした。個別株取引やFXで失敗していた私としては、ちょっと前からインデックスへ積立投資を行っていますが、途中で内藤さんの本を読み、「あ、これでいいんだ」と思っていました。今回のセミナーに参加して改めてインデックスの積立で気長にやっていけばいいんだということが確認できました。

私の年齢になってくると、将来的に家をどうしようかというのが真剣な悩みどころになってきます。60歳までに1億円つくる術―25歳ゼロ、30歳100万、40歳600万から始める (幻冬舎新書)にも書かれていたことを質問してみました。私自身は家はコストだと考えているので、中古のマンションを安く買って住めればいいと思っているが、回りからやっぱり新築戸建だといわれると自信がないと質問したところ、価値観で決めればいい、どちらも大差はないし、新築戸建は割高だとの返答をいただきました。いずれにせよ、この点はもっと価格の比較や持つこと、もたないことの意味を考えてから決めなくてはいけないと思います。




さて、問題は生命保険のほう。新入職員のときに、外交員のおばちゃんのしつこさに押され分けもわからず加入してしまった保険があります。一体保険とはなんなのか。


まず思い知らされたのは、保険は「買う」もので、保険料は「コスト」ということ。そして生命保険の保険料の仕組みです。支払っている保険料の相当部分が自分への保証に対してではなく、保険会社の経費となっているんですね。保険は昔からの体質で運営されているので、経済成長が低くなった今の時代にはそぐわない点があること、予定利率という言葉は使われませんでしたが、途中の契約変更で運用利率の悪いものに変更させられている点など、驚きの話が一杯でした。
まずは自分の保険内容を確認して、見直しを行う必要がありそうです。


保険の方を担当された岩瀬大輔さんは、お名前は知っていましたが、著書を読んだりということは全くなく、予備知識なしでの徴候となりましたが、これから本で見たいと思います。




お二人のキャリア形成のお話も今後参考にしたいと思います。



  • 岩瀬さんは本を書かれていますが、詳しくなってから書くのではなく、書いてから詳しくなった。書くことで情報が集まってくるようになる。
  • アイデアに差はない。やったかやってないか。
  • 迷ったらやったもん勝ち。受身で待たない。
  • 競争のないところでやる。
  • 自分から会社を引いたら何が残るか。


などのお話。


働く人は①経営者、②スペシャリスト、③コモディティに分けられるとのお話がありました。自分は完全にコモディティ。これをスペシャリストに代えなくてはいけません。今自分がやっていることを極める。専門性を早くつけなくてはいけないなというのが実感です。

セミナーのタイトルは頭に「20代、30代のための」とついていました。30代前半ですが、すぐに30代も終わってしまいそうです。すぐにでも、コモディティを脱却するよう、考えなくてはいけません。

懇親会では内藤さんの前でいろいろとお話を聞くことができました。また、参加された方から刺激を受けたことも大変多かったです。コモディティ化は会社のなかで井の中の蛙をやっているとなりやすいように思います。やはり外の方々とお会いしたりお話を聞いたりすることで、今の自分の価値を確認することは必要です。それがわかっただけでも今回のセミナーに参加してよかったと思います。

2010-01-13

間がもたない聞き下手

営業やってて会話がつながらず間がもたないってことありませんか?私はしょっちゅうです。そして厄介なのが、間なのかそれともお客さんが話す気がないのかが読めないところです。なので、いつもどうしても自分からしゃべってしまいます。

以前の上司によく言われるのが、「お前はせっかちでしゃべりすぎる」。

自分でもよくわかってはいます。だけど、事前に調べておいたことをどうしても確認したくなってしまってついついこちらから聞いてしまいたくなるんですよね。そういう状態なので、質問がかなり狭まっていて答える方も「はい・いいえ」になってしまう。

アナウンサーで一番難しい仕事はインタビューだそうです。いかに聞き上手になるか。

営業も同じだと思います。

当然与信ができるできないはあらかじめ判断してからお客さんの所へ出向かなくてはならないから事前調査はかなり入念にしている方だと思います。そして、事前調査で与信判断に影響を与えるであろう不確実な部分を確実なものにすることが訪問する目的になりすぎているので、こういうことになってしまうんでしょう。会話になっていないんだと思います。

相手の心を読み取るのが会話だとのことですが納得です。キャッチボールが続かないから。営業の現場でそんな悠長なこと言ってられないかもしれませんが、でもそれができないとやっぱり仕事ができるようにはならないですよね。







2010-01-11

キャピタリズム マネーは踊る

マイケルムーア監督の最新作、「キャピタリズムマネーは踊る」を早速観にいってきました。

今回の映画もどちらかというとドキュメンタリーという感じですが、彼流のブラックジョークもあり、楽しんでいい作品ではないのでしょうが楽しめた2時間でした。

楽しんだ反面、もう一度しっかり勉強しなおさないといけないなと感じたことも事実です。

映画の題名「キャピタリズム」は日本語に訳せば資本主義ですが、映画のなかで「資本主義」、「社会主義」、「民主主義」という言葉がいたるところに出てきます。この言葉、正確に意味を言えといわれるとなかなか心もとないところがあります。しばしば社会主義と民主主義は反義語に使われますが、じゃぁ資本主義の反対派なんなのか。もっと言うと、「共産主義」という言葉もあります。それぞれがどういった体制を示す言葉の意味なのか、改めて考えるとよくわかりません。これまでの経験則だけで経済政治運営をやっていくことは困難であることは自明ですが、だからといってこれまでの経験則を全く無視しても新しいことは何も思いつきません。やはりこれらの言葉の意味はしっかりと咀嚼する必要がありそうです。ちょうど「ぼくらの頭脳の鍛え方」を読んでいるから余計にそのように感じるところがあったのでしょう。

これまでのマイケルムーアの映画と同じで今回もブッシュ批判がちりばめられているのは間違いありませんが、今回は資本主義批判でもあります。サブプライムローンの原因を作ったといわれる投資銀行への批判映画ですから当然なのですが、資本主義(言葉の意味がはっきり理解できていないからそういうことにしておきましょう)でしか生活していない私にしてもムーアにしても、それ以外の経験がない上に、資本主義の世界で生きてきたうえでの今の主張だったり訴えだったりするわけですから、一方的な資本主義批判というのはいかがかなと感じた部分もあります。借り入れている金融機関からの一方的な執行で家を失う人の話も出てきましたが、そもそも借入の担保に自宅を差し入れれば状況が変われば差し押さえられるのは自らわかっていたはず。日本のようにそこに説明責任等がどのように果たされたのかは全く映像には出てきませんでしたが、あくまで自己判断という感覚が一応あるであろう私の感覚からすると、それもやむなしという印象もあります。

投資銀行はレバレッジを効かせて大きな信用創造を作ったわけですからそれはそれで間違いではなかったはず。行き過ぎたことと歯止めが掛からなかったことが問題ではないのでしょうか。それはブッシュ政権が規制緩和したことも問題でしょうが、バンカー自身がブレーキを掛けられなかった、バンカーの人間性の問題でしょう(目の前に需要があるものを断る難しさは十分わかりますが)。

過去から続く経済体制のなかで仕事をしている私たちにとって、これまでの経済体制を考え直す必要がありますし、これからどのように向かっていけばいいのかをもう一度考えさせられる映画でした。

2010-01-06

やはり整理整頓は大切だ。

古田敦也氏は「2年前の資料はばっさり捨てる」そうです。

過去の成功体験がその後もずっと通用するかといえば、しない。野球のように相手があれば、当然相手も失敗から学びもするし、経験も積んでくるからいつまでも通用するわけではない。最初のうちはゴジラ松井も攻略できていたけどそのうちできなくなったそうだし、阪神大震災のときの日本シリーズで一郎と対戦したときも、始めは撃ち取れていたけど最後はホームランを打たれたそうです。

最近の若手選手の情報量は半端でなく、かなりな知識を持って高卒ルーキーなんかも入団してくるらしい。でも、経験がないため頭でっかちになって「それはできない」ということを簡単に言ってしまって「ドンッ」と行くことができない。


仕事でも、過去にうまくいった案件の資料なんかかなりとってあったけど、それはもう見ずに仕事を進められるし、第一見返さない。また資料ばかりが多くなって雑然とした棚を見る方が精神的にもつらいので、年明けの大掃除で一気に捨てました。本も同じで仕事で役立ったものや思い出に残っている小説など、すべての本をとっていましたが、2年ほど前からは定期的にブックオフにもって行くことにしています。やっぱり知らないところで昔の資料や本を眺めて「あの時はうまくいったのにな」って思ってしまうんですよね。本をブックオフにもって行き始めた頃は過去の出来事がウザクなってとにかく捨てたかったというのがきっかけですが、物の整理をすることで精神的にも整理がついているような気に途中でなってきました。


情報の棚卸はやっぱり大切なようです。それが「2年前の資料はばっさり捨てる」ことだと思います。もちろん、普遍的で忘れていけない基礎的な本はいつまでも役に立つので持っていますが、それ以外のものはどんどん処分していく。取捨選択が上手になったとき、ワンステップ上にいけるようになった時なのかもしれません。




2010-01-05

金融機関職員には、耳の痛い1冊かもしれない。

内藤忍さんの『60歳までに1億円つくる術』を読み終わり。

株式投資もFXもやり切れずに終わってインデックス投資へ傾いた自分としては、もっと早く内藤さんの本を読み始めればよかったと思って、これが2冊目です。ざっと共感する部分であげると

  • すべてネットでできないか考える。
  • 労働時間を時給換算する。
  • 稼ぐ力には健康であることも必要。
  • 持ち家か賃貸か、戸建かマンションかは価値観の問題。
  • 自分に希少価値を持たせる。

既に意識していたり、実行済みだったり。若干違う考えは、中古マンションの考え方かもしれません。これはまた次に考えるとして、今回は1番最初の「すべてネットでできないか考える」。

私はかなりな部分をネットで行っています。日常使いの預金はネット銀行。投資信託もネット証券。クレジットカードの利用明細ももちろんネットで。

ただし、悲しいかな給与振込だけネット銀行にできません。なぜならば、信用金庫職員だから。給与はすべてネット銀行に動かし、そこから証券に振り分けるなどの作業を行っています。理由はこの本に書かれているとおり、手数料が安いし、預金をするにも金利がいいから。

しかしこれ、もし自分がお客ならさぞかし営業の実らない客になるでしょう。金利がいいからネット銀行で定期をやる、手数料が安いし、いつでも気がついたときにできるからネット銀行で振り込む、なんてお客、たぶん自分は営業する気にもなりませんね。

一番妙に納得してしまったのは「普通預金にずっと預けておくのは銀行に搾取されていることと同じ」と書いてある部分。これは金融機関職員の立場からは全く気がつきませんでしたが、確かにそのとおりでしょう。普通預金に入れておいても0.01%程度の金利。新発10年国債を買わないまでも、個人向け国債を買っても1.00%弱の金利はつく。金融機関は同じことをやっているのに0.01%までの差額は自分の物にしてしまうわけですから。私自身は、自分でやれるものは自分でやって少しでも金利のいいところを選択しようぐらいの感覚でしたが、これは確かにおっしゃるとおり。耳の痛い話です。


本当に好きなことを仕事にするといわれても、今さらすぐには変われないし、しかし自分のやっていることはかなり矛盾しているよな。かといって、これを気にし始めたらはっきり言って仕事になりません。車が好きでディーラーに入ったけど、乗りたい車がメーカーの生産中止になっちゃったってことと同じと考え、ある程度は割り切るしかなさそうです。







2010-01-04

腹筋、鍛えます。

初日から想像だにしないことが山のように起こった。


1.一人で行く予定にしていた会社から程近い大須観音の初詣が元上司と行くことになった。


2.この元上司、明日は代休とのことでご飯を付き合って欲しいとの申し出(理由になってるか?)。せっかくなので、観音様の縁日で串勝つなどを。


3.早めに切り上げたつもりが、格闘技専門店に連れて行かれた。


4.ダンベルが買いたかったというのもあってブラブラ見ていると、1,000円の割引券があるから買いなよと。んなもん、10kgのダンベルもって帰れるかっ!


5.腰痛なら腹筋を鍛えなきゃいかん。これを買え。




ということで買ったのが


ローリンググリップ


よく深夜番組の通販でやってる、ローラーを転がして腹筋を鍛えるやつ。


まぁ、確かに腰痛が最近ひどいため、腹筋を鍛えなおさなくてはいけないなとは思っていたので買ってしまいました。


早速家に帰ってやってみると、確かにやってるあいだは腹筋にかなりくるけど、ジムで腹筋マシンをやったときのように、後まで腹筋に圧が掛かっている感じがあまりないんだよね。


取扱説明書ぐらい入っているかなと思いきや何もないし、今一使い方や、回数の目処もよくわからない。




まぁいい。とにかく腹筋鍛えて、たぷたぷになったウェストを引き締めるぞっ!




2010-01-03

正月休暇終了、明日から再始動

金融機関職員にとって今回のカレンダーは最悪なパターンで、休み明けいきなりフル稼働というかなりタイトな連休明けとなる。その後再度3連休が控えているとはいえ、昨年は2回あった5連休に比べればかなりあっという間だ。営業店にいれば明日は営業担当は初詣に行って新年気分を味わうのであろうが、本部職員には無縁のもので、年始なんてものは関係なく、問答無用で月初の報告書の作成が待ち構えている。おとそ気分なんてものはありえないのだ。

考えてみれば、会社で初詣に行くなんてなんて家族的な話なんだろう。ではアメリカの人たちがクリスマスに会社の人と礼拝に行くのかといったらそんなことは絶対にないに違いない(もちろん、未確認)。自分は営業店の営業担当者時代、初詣に行くなら休暇にしてくれといっていた輩だが、ここで人間関係を主体に説得に入る上司には辟易とした。もちろん言っていることは第一に理解しているのだから、もう少し他の説得方法はないものなのだろうか。「そんなこと言わずに、熱田神宮で宮きしめん食べようよ(かなり地元ネタ)」といってもらった方がまだ気が傾くものだ。

この本には、本題ではないが「経済的合理性」という言葉がよく出てきて、それだけでは図れないものがあるということが話題になっているが、経済合理性を追求する営利企業の人間関係も経済合理性で図れないものがあるのはなんとも皮肉な話である。

さて、私は月初の報告書作成において、経済合理性を追求するために予算を立ててシステム会社へ顧社別報告書の作成をシステム化するか(労力の解消)、はたまた自ら書店でEXCEL VBAの本を買ってきてマクロのお勉強をするのか(単純に予算をケチるか、会社の判断としてはこちらが可能性大)、早速来週検討しなくてはいけない。


明日の朝は歩いて15分の本社へトップの年頭所感を聞きに行き(ものの15分)、その後1時間掛けて名古屋へ出向くわけだが、これまた名古屋で始業時間を迎えた方が時間は効率的に使えるのだがあくまで年頭所感を聞かなくてはならぬという、経済的合理性では片付けられない1年のスタートを迎えなくてはならない。労働時間を使って名古屋へ行くか、はたまた自分の時間で名古屋へ行って労働時間は名古屋で迎えるのか。会社を主体に考えるか自分を主体で考えるかで答えはまっさかさまになるが、今年はこのあたりのバランス感覚を少し意識して明日会社へ行ってみることにしよう。

2010-01-02

1年の計画を立てる前にやらなくてはいけないこと

1年の計は元旦にありとは誰しもがいうことですが、計画は1年後にある程度は達成されていなくてはなりません。多くの目標はその達成のために自らの時間を利用する必要があるわけですが、一方で時間は無制限にあるわけではなく、24時間マイナス削られない時間で残った時間をどのように利用するのかが問題です。


削られない時間と空いた時間の切り替えが最近極めて下手になっているのを実感しています。削られない時間の後にすぐに自分の時間に入ることができずにボーっとする時間がかなり増加しています。もしかしたら、ネットを観たり、ブログ書いたり、twitterをやっていることがその時間なのかもしれません。このブログのURLは考えて表現するという意味からとっていますが、更新が滞りがちなのも、時間はあっても考えているようで実は切り替え時間のボーっとが続いているだけで、表現することがない状態だからだと思います。

大学時代の恩師は常に「人間力」という言葉を口にされます。人間力とは何なのか。それは「情熱と好奇心」。私には納得のいく言葉です。だとすれば、今の私は切り替えをスパッと行かせるほど情熱を注ぐものがなく、また好奇心に駆られる物事がないということなのでしょう。当然、こんな状態では魅力的な人間になれるはずもありません。

この方が言うようにやれればそれに越したことはないのでしょうが、そのやり方を考えることで精一杯になってしまい、本末転倒です。一方、こちらの方はそれを目指すなといいますが、それを鵜呑みにすればただだらけてしまうだけです。ビジネス書というものは著者の成功事例が書かれているものだけであり、環境もおかれている立場も違う方が書いたものですから、その他大勢の人間がそれを尊敬の域までもっていってマネをするのは自分を見失っている証拠でしょう。私も始めのうちはそのようになっていましたが、どこかでかみ合っていないことに気がついて手も足も出なくなりました。いわゆるHOW TOに情熱を注ぐことはもうやめにしたい、今年はそういう1年にしたいと思います。


もう30台ですから情熱と好奇心を満載にした人間であってもそれが他人から理解されなくてはいけません。独りよがりの人間力は全く意味がないでしょう。他人に理解されるにはやはり他人を理解しなくてはいけないことはここ最近痛感していることです。これまではわかる人がわかればいい的な考え方で自分を出すことは全く避けていましたが、これも考えたら労力は掛かれど何もプラスを生み出さないことでした。人に好かれるようなオープンさを持つことが必要です。


2010年はどんな年にしようか。考えるのに2日もかかって、これまた考えていたのかボーっとしていたのかわからなくなってきそうですが、「人間力を築き始める」1年にしたいと思います。但し、そのためのHOW TO合戦にはならないように。自分の時間は自分の意思で使う。これが今年の目標のようです。

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