2013-09-11

自分の仕事が満タンになった時こそ、若手に仕事を投げて覚えてもらう機会かも

仕事がどんどんたまっていきます。新規の案件もあれば、残念ながらネガティブな仕事も多数あります。それは山積みになる一方です。理由は簡単で、自分がタスク処理をしていないからで、その原因は机に座っていないからです。連日のスクランブル発射で同行が多く、そもそも仕事ができる環境にいられないのです。

Lifehack系のブロガーさんであれば「クラウド使って、移動中の隙間時間使って仕事やってないの?」となるでしょうが、ガチガチに固められた社内ネットワークではどうにも太刀打ちができないのです。インターネットにつながっているPCは営業室に2台しかありません。そもそも、Evernoteで仕事を整理することすら拒否されているのです。では、どのようにそれを1つ1つ処理していけばいいのでしょうか?

photo credit: practicalowl via photopin cc 

そもそも1人で対応できる量ではない

25名程度で仕事をしているのです。営業が8名いて、融資の案件は融資の役席者3名が面倒を見るのですが、案件系は私に偏りがちです。それぞれに偏りができています。

加えて一般職が4名。彼(女)らが処理した事務をチェックするのも役席者の勤めです。

8名のフォローをして自分のタスクも処理していく。残業に厳しい昨今、そもそも自分1人で抱えていることに問題があるのではないかと考えました。これは決して仕事を投げようと思っているわけではありません。今の自分が携わるのが、どの仕事にベストなのか。それを選択しようとしているのです。

これは若手を指導するいいチャンス

夕方デスクに戻り、ふと自分の机の山と、モレスキンに書かれたタスクを振り返りました。その中には、深く考えることなく、書類さえ整えれば大丈夫というものがいくつかあります。漠然としている中で「○○申請の作り方覚えたい人」と声を出していました。すると3年目で融資係1年ぶりカムバックの彼がすっと手を挙げたのです。
彼は恐らく○○申請が一体どのようなものなのか、想像すらついていないのでしょう。多分「聞いたことがないことだ。やってみよう」と考えた上での挙手だったと思います。

以前も融資係にいたときに指導を担当しましたが、常に言っていたことは「わからない仕事は考えて勉強して疑問を持って、全部が全部教えてもらえるものじゃないよ」ということです。往々にしてこの手の話をする時は彼の処理のスピードの遅さに堪忍袋の緒が切れたときに言っていたので、その言葉自体に良い印象を持っていないかもしれませんが、彼はどことなくその言葉を覚えていてくれたのかもしれません。

そうすると不思議なことに、彼より年長者の男子職員も「△△の条件変更、税理士に聞くところ教えてもらったら問い合わせて申請作りますよ」といってくれました。ポイントは数点、ただそれを彼が質問し、的を得た回答を得られるかは正直難しいと思いますが、回答に再度こちらが疑問を呈することで1つずつ覚えていくでしょう。

手取り足取りと誤解していた後輩指導

僕は仕事にはストーリーがあると思います。新規の案件はもちろんのこと、ネガティブな案件にもストーリーがあって、書類1枚とっても必ずエンディングがあるのです。そのストーリーは当然論理的な組立を意味するのですが、中小企業さんをお取引先としている私たちとしては、決算書から出る数字のストーリーを超えた何かをストーリーに組み込まなくてはなりません。

誰かに指導されたものではなく、ストーリーを持っているということは自分がお客さんや審査部と話をする上で身に付けてきたものです。これは感覚的なことで、いわゆる相性というものがあります。論理が跳んでいるものが多い稟議書をばかりめにしていると1から10まで自分でやった方が早いし、教える時もそのストーリーを最初から教えようとしていました。

しかし、自分はそのようにしてもらって仕事を覚えてきたわけではありません。入庫当初の上司が手つかずになっている書類を適当に持ってきて、思うように作って稟議が回されていったのです。それは入庫15年目を迎えた今、逆に自分がその状態になっているのです。

当時の私のように、勝手に持っていって勝手に稟議書を作ってしまうのは当時から奇怪な目でみられていました。何で貧乏くじを引くの?最近の若手は積極的に仕事に手を出さないといわれる昨今、一方ではコンプライアンスにがんじがらめにされていて怖くて手を出せないというのが彼らの本音だったのかもしれません。

ここでもう1つ自分に誤解しないよう言い聞かせておかなくてはいけないことは、やらせてみるのだから、失敗しても問いつめないということです。1つ1つ軌道修正を行うことで、彼(女)たちに少しでも自身をつけてもらえたら、それで十分と思うことが必要なのです。
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