2012-03-25

支援機構の奨学金はれっきとした借金です。

Newsweek日本版に、アメリカの学生ローンについての記事が出ていた(こちら)。

それによれば、

  • 残高1兆ドル(82円換算で82兆円)を超え、ニューヨーク連銀の予想を16%も上回っている。
  • 一人当たりの平均借入額は76,000ドル(同、6,232千円)。
  • 25%が延滞。

とのこと。

一方で日本はどうなのだろうか。

まずは日本学生支援機構(以前の日本育英会)。
文部科学省の23年度予算では件数は1,270千人、金額で1,078,100千円(1兆78億円)。一人平均848千円。高校分は含まれていない。

もう1つは日本政策金融公庫のいわゆる「国の教育ローン」。
直接貸付、および代理貸付の合計で23年3月の残高は1,079千件、897,641,457千円、平均は831千円。元データは日本政策金融公庫、国民生活事業、行頭系年報、25〜26頁)

日本の代表的貸付型奨学金は上記2方法であるが、これら以外にも民間金融機関のローンもある。但し、私が勤務する協同組織金融機関においてはまず取り扱うことがなく、少なくともここ2年は申し込みを受け付けたこともない。

また、支援機構、金融公庫ともに利用者数(件数)での平均は800千円台であるが、1〜4年生全ての平均であることから、1人個人の最終的な利用残高としてはおそらく2倍程度の1,600千円程度になるのだろう。実際私も利用したが、当時は今のように複雑ではなく、自宅は月47千円の固定、これを2年間借りたため合計1,128千円の利用であった(幸い、無利子が適用できたので利息は払っていない)。

政策公庫の利用残高は数年横ばい維持の印象だが、支援機構についてはかなりな勢いで右肩上がりが続いている。

奨学金事業の事業費:文部科学省サイトから引用
私が卒業した平成11年度で3,781億円、23年度が10,781億円。この12年間で2.85倍に増加している。
支援機構は一人当たりの利用金額に決まりがあるので金額の増加はそのまま利用者数の増加になる。

貸与人員の推移:文部科学省サイトから引用
(上記2種の図表はこちらから引用:文部科学省、奨学金事業の充実)

同じく私が卒業した11年度は65万人であったのに対し、23年度は127万人。2倍弱の増加である。

借入の増加に伴い、延滞の増加についても時々ニュースで耳にする。延滞については若干古いデータではあるが、支援機構の平成21年度奨学金の延滞者に関する属性調査結果のサイトに詳しい。

私は10年で返したので毎月の返済額は94千円、無事に完済することができた(途中、入金忘れでの延滞は2〜3回ぐらいあったが、当時は延滞にもうるさくなく、電話すれば来月まとめて引き落としておきますですんでいた)。

国の教育ローンは親名義での完全な借入であるし、窓口にも「借りる」つもりでお客様も来店される。一方で支援機構の奨学金は学生自身が申し込むこと、そして「奨学金」という言葉に惑わされ、「借入」という意識は少ないと思われる。私も手続き中はそうであった。もちろん、手続き中に償還方法についての説明はあったが、そんなものは一切覚えがない。だが、奨学金は間違いなく「借金」なのである。

私が借金の意識を持ったのは卒業式前後の3月にリレー返済の手続用紙が手元に届き、就職して研修が終了、支店に配属された翌日に預金担当の女性職員へ自動引落しの手続用紙を手渡したときである。
奨学金の引落しするってことは、入社早々借入の返済手続ってことだね。
おっしゃるとおり、2年間かけて借金を積み上げ、それを10年で返す日々が始まったのである。無事に3年前、完済にこぎ着けたが、今でも「奨学金返還完了通知」は手元に大事にとってある。

先週は至る所で袴姿の卒業生を見かけた。前途洋々とサラリーマンとして羽ばたいていくのであろうが、奨学金を利用した方はもう既に「負債者」であることも、肝に銘じて働いてほしい。

2012-03-18

ちょっとはスポーツに興味を持ってみた。日本のサッカー編。

大学時代の同期(@samosaku)がここのところよくサッカーの試合を観に行っているようなのでちょっとだけ興味を持ってみた。ところが、全く気にしていないうちにチーム数はふくれあがり、J1とJ2の区別もつかなくなっていることに愕然とし、ちょっとまとめてみた。まぁ、どっかのサイトを見れば一発でわかるものだが、自分で書いてみないと頭に入らないし。

まず、J1(2012年シリーズ)。
team name11年順位
コンサドーレ札幌J2:3
ベガルタ仙台4
鹿島アントラーズ6
浦和レッズ15
大宮アルディージャ13
柏レイソル1
FC東京J2:1
川崎フロンターレ11
横浜Fマリノス5
アルビレックス新潟14
清水エスパルス10
ジュビロ磐田8
名古屋グランパス2
ガンバ大阪3
セレッソ大阪12
ヴィッセル神戸9
サンフレッチェ広島7
サガン鳥栖J2:2
こういっては何だが、昇格とはいえサガン鳥栖がJ1とはびっくりだ。あとFC東京も。

入れ替えの方法も以前とは違っていて、2011年はJ1下位3チームとJ2上位3チームが入れ替えだったようだけど、wikipediaによれば、2012シーズンはJ1下位3チームは降格、J2上位2チームは昇格、3〜6位でプレーオフとなんだか変わりすぎていてよくわからない。

だいたいいつから1シーズン制になったんだ?

そして何、気がついたらJ1だけで18チーム。これではよほど気にしていないと頭に入りきらない(サッカーファンの方、ごめんなさい)。

ひとまずそんな状況なので特にひいきにしているチームは今はないのだが、愛知県在住としてはグランパスが2位と健闘しているのは喜ばしいことである。でも、いつの間にかエイトが抜けていることは気がつかなかった。









で、次にJ2をと、
team name11年順位
モンテディオ山形J1:18
水戸ホーリーホック17
栃木SC10
ザスパ草津9
ジェフユナイテッド千葉6
東京ヴェルディ5
FC町田ゼルビアJFL:3
横浜FC18
ヴァンフォーレ甲府J1:16
湘南ベルマーレ14
松本山雅FCJFL:4
カターレ富山16
FC岐阜20
京都サンガF.C.7
ガイナーレ鳥取19
ファジアーノ岡山13
徳島ヴォルティス4
愛媛FC15
アビスパ福岡J1:17
ギラヴァンツ北九州8
ロアッソ熊本11
大分トリニータ12
全部で22チーム。合計40チーム。これにJFJをあわせるとなるともう都道府県数を超える数。1件数チームの件もあるから、J1〜JFLまででチームの内県はあるのだろうか。

そしてびっくりなのが、JFL上位2チームがJ2昇格していないこと。つまり昇格要件を満たしていないか、満たす気がないのか。そんなんでも優勝したりするんだから逆にすごいよな。

全部で40チーム。野球のセ・パあわせて12チームとはわけが違う。全部の順位なんて気にしてたら頭がパンクしそう。ToToやってる人ってすごいな。これ全部の組み合わせをみて試合結果予想するわけだからね。

これだけあれば「おらが街のサッカー」って感覚にもなるよな。野球人口が減るのもわかる。だって12球団のあるところ意外は全部読売で、目の前で試合が観られる機会はごく限られているわけだから、よほどのことがない限り生で試合を見ることはできないわけだから。

まぁ、多すぎて頭に入りきらないサッカー界。せめて地元のグランパスぐらいは応援してみることにするか。

2012-03-17

『舶来屋』 幸田真音


庶民のサラリーマンからは唯あこがれの存在に過ぎないグッチにエルメス。その本当の存在意義は「お値段が高いものはいいもの」ではなく、「よいものを、それに見合ったお値段で」にあること。そしてそれを手にすることができるのは、本当はそれに見合った社会的地位(今いわれる格差的なものではなく)とその所得を得ている人たちであるべきである。そして、そこに届かない人たちは、それに届くように目指して日々生活をする。こつこつと生活をし、こつこつと地位を上げていって初めて手にしていいもの。それが本当のブランドもの。

戦後の闇市から始まった主人公の商売魂は、最初こそ裏ルートを使った方法ではあったが、基本的な「お客様の要望に応える」をもととし、まずはアメリカの当時から見れば進んだ電気製品など、そしてアメリカで売られている「いいもの」と思ったものが、全て欧州製であることから、ヨーロッパのすばらしいものを日本に広めたいという純粋な心意気である。

ブランドのことはよくわからないが、名前は違えどどこどこと何々は資本は同じということはよくあるとは耳にする。いつの間にか「よいものを見合ったお値段で」はいつからか「高いものはいいもの」、「誰もが知っているものは高くていいもの」にとって変わられ、「よいもの」を作ることも巨大資本に巻き込まれて気がつけば概ねMade in Chinaである(中国製品を悪く言っているのではない)。

アウトレットも然りで、ブランド自らが首を絞めて出来上がったビジネスモデルだ。ブランドものが安く買えるとアウトレットに行列ができるが、それは本来のブランドがもつ力ではなく、資本力に負けた、対応しきれなかった商品が並んでいるもの。いってみれば負け組に蟻のごとくよってたかっているのかもしれない。そんな気がした。

80歳を過ぎてもなおよいものを探し続けて世界中を飛び回る主人公(実在する)のように、名前に翻弄されるのではなく、いいか悪いか、それは自分が決められるような素養を持つ人間にならなくてはいけないと思った。

以前、サッカーの岡田監督が将棋の羽生棋士と対談の時に言っていた言葉を思い出す。
いいか悪いか、正しいか正しくないかの判断に、美しいか美しくないかという要素があってもいいんじゃないか。
そういう要素を磨き続けていくようにしたい。

2012-03-06

デッサン難しい


前々から興味のあったデッサン。先日カメラの本を観に行ったら横にデッサンの本があって、その本は買わずにそのまま東急ハンズに行って道具だけ買ってきてしまった。まぁ買ってきてしまったというほどのものでもなくて、鉛筆5本に練りゴム、スケッチブック3冊。そしてこれは道具と言えるかもしれない「スケール」(写真の一番左)。ざっと全部で1,600円ちょっと。初期投資としてはかなり安い遊びだ。

今日は朝から体調が悪く会社を休んでしまったが、午後から何とか立ち直ったため、初めての「デッサン」をやってみた。

まずは下準備。といっても、買ってきた鉛筆5本をカッターで削るだけ。鉛筆使うこと自体が何年ぶりかわからないし、手で鉛筆削るなんてそれこそ小学校以来だけど、体は覚えているもので自分で言うのもなんだけどかなりうまく削れたと思う。

で、とりあえず何を描こうかと考えたところに目に入ったのがジッポのオイル缶。
実物は・・・、



で、それを絵にすると・・・、

ま、ご愛嬌ということで。

写真と描いたときの目線が違うのでちょっとわかりにくいんだけど、赤いキャップの部分の形状が上から見るとかなり複雑で、結局分けわからずにこんなんでごまかしてしまった。

次は何にしようかなぁ〜。

2012-02-26

『働きながら、社会を変える。』 慎泰俊


本書はプライベイトエクイティファンドでバリバリに働く金融マン(26歳)が、パートタイムで子どもの貧困に社会貢献し、その実態と分析、行動を記したものである。

著者の意図から外れるかもしれないが、この本を読んでまず思ったことは、私の友人の多くは既に子どもを持ち、また私のことを知らずにこのブログを読んでくださるであろう同世代の方もおそらく多くが子どもをお持ちになってみえるだろう。その方々に声を大にしていいたいのは、
「自分の子どもには可能な限りの愛情を注いであげてほしい」
ということだ。具体的に何がそれなんだといわれると私には子どもがいないのでわからないが、少なくとも子どものことを「しっかりと見ていてあげる」ということではないかと思う。それは何も経済的に最大限の支出を子どもに向けろとか(以下に書くが、決して日本の子ども向け支出は高くない)、そういう類いのことでは決してない。本屋さんでパラパラ立ち読みでもいい、子どもを持っている人は本の数ページ読めば私がいいたいことは理解していただけると思う。

本書は3部構成になっていて1部、2部では児童養護施設の実態、そこにいる子どもたちの事情、生い立ち、また児童養護施設の運営について自信の体験(実際に住み込みをされた)を元に分析されている。3部ではサラリーマンでありながら、いやサラリーマンであればこそできる社会貢献の方法について書かれている。著者の意図としては1、2部で実態を知った後の行動として3部の内容を実践してもらいたいというのが本音であろうが、私自身どのような行動をしたらよいのかわからない状態なので今回はその部分は割愛し、児童養護施設の実態から自分が親になったとき、また現在親という立場である人たちに、ごく普通の家庭生活が送られない子どもたちがどれだけ悲惨な状況におかれているかを知っていただきたい。であるからして、既に親の立場にある人からすれば「何を当たり前のことを」と思われるかもしれないが、その当たり前が通用しない子どもたちがいるが現実なのである。

不幸にも親が病死した等の不可抗力的な理由で入所したにせよ、DVやネグレクトによって児童相談所から入所させられた子どもにせよ、ここにいる子どもたちは「捨てられた」という感覚が非常に強く、また大人でも見られるように自分の受けた暴力は他人にもしてしまうという悲惨な状況が繰り広げられている世界が児童養護施設だ。本来の家庭で生まれ育てば子ども2〜3人に両親で育てられるはずなのに、児童養護施設はその規模にもよるようだが収容人数によって職員1人あたりの子どもの人数が決められており、逆算で職員数が決められる。最近ではカウンセリング専門職(非常勤のことが多いようである)等もつけられるようではあるが、それを加えたところで子ども1人に職員1名ということは不可能である。それ以上に様々な事情を抱えた子どもたちが施設にはいるわけだから不登校、暴力など、自分の子どもでも手を焼きそうなことが頻繁に起り、それを1人の職員が何人分も対処しなくてはならない、また24時間態勢でぎりぎりの人数で回していることから職員の苦労も計り知れない。はたして自分がこの職業を選んでいたとして、いくら自ら選択した職業だとしても、では今もこの職を継続しているかと考えるとおそらく応えはNo.だろう。それほどに施設の状況は困難極まりないものだというのは本書を全て読み終わらなくても十分に伝わる。

また更に驚くのは経済大国を謳う日本の貧困率の高さだ。出所は別所になるが、ある調査によれば母子世帯の人口構成比は全体の4.1%で貧困率は66.0%にもなる。また、OECDの調査による子ども向け支出の対GDP比はワースト3に入り、子どもの貧困率は15%弱にものぼる。これが子どもの「教育」向け支出の対GDP比で行くとOECD調査ではワースト1となる。更に、同じくOECD調査であるが、16歳未満の子どもを持つ母親の就業率は50%強にしか満たさず、男女の就業率格差の比較では日本はワースト4である。
これだけを見れば、解決の糸口は女性の就業率を上げることと、子ども向け支出を高めることにありそうだ。

それにしても大学全入時代といわれて久しく、子どもは塾に習い事にと大人の残業並みに忙しい夜を過ごしていると思っていたらとんでもない大間違いであって、対GDP比における子ども向け支出がこれほどまで小さいとは意外であった。

ではこのような状況下で働くサラリーマンの私たちは一体何ができるのか。著者の体験からもわかるが、場当たり的なボランティアでたまに施設に顔を出す程度の行動は逆に子どもたちから「もう来ないんでしょ」とショックを与え、日々奔走する職員からは実態をわかっていない者のポッとでの手伝いはあまりありがたい話ではないようだ。
そこで著者らが考えたのがパートタイムでもできる社会貢献で、かつ自分の本業を活かせ、また本業にも活かせられる社会貢献の方法である。著者は金融マンであることから資金面でのパートタイムでの児童養護施設への援助プログラムを実践しているが、社会貢献のために本業を疎かにする者は結局本業もまともにできないと考えられるので、本業、本業外ともに有効な時間を過ごせるような社会貢献のあり方を模索している。また、既にいくつかパートタイムでの社会貢献を実施しているNPOなどもいくつかあるようであり本書でも紹介されている。

自分で何ができるのか、またそもそもするのかしないのかはよく考えて行動しないと長続きしないものであるので、現在の自分の状況と立場を今一度よく考え直す機会にはなると思う。

なお、著者が代表理事を務めるNPO法人、Living in PeaceのURLは以下である。参加者のプロフィールを見ると、どう考えても自分よりも多忙を極めるであろう人たちが集まっているのに驚かされた。

http://www.living-in-peace.org

2012-02-19

数学の天才、コンピュータ技術者、そして営業マン 池田敏雄


海外ドラマDVDはどうしても連続してみてしまってきりがない。ついつい夜更かしをしてしまうので体にはよろしくない。

図書館に行ったらちょうど以前NHKで放送されていた『プロジェクトX』のDVDがあったので2枚借りてみた。

1枚はテレビの放映でも観たし、それをビデオにとって何回も繰り返しみた富士通のFACOM開発責任者であった「池田敏雄」の話だ。

数学の天才で富士通に入社。今でこそ富士通といえばパソコンを買う時に候補にあがる有名企業だが、戦後当時は唯の電話機器メーカーだったようだ。業界弱小、といったら今の富士通が怒るかもしれないが、お世辞にも優良企業ではなかったようだ(もちろん、戦後の混乱期にはどの会社とて大変な時期だったはずだ)。その会社内でも特に異彩を放ったのが池田敏雄である。家で夜中まで、というよりも会社に出るタイミングを逃すほど設計図面にのめり込むあたり、尋常な集中力ではない。数学的、技術的に優れていただけではなく、文学、クラシック、囲碁と才能は多彩であったようだ。

文字通り命をかけたFACOMの出荷1週間前にくも膜下出血でこの世を去った男が講演で語ったという次の言葉は、何も電子計算機屋に限った話ではないと思う。

電子計算機屋というのは自分の進歩を止めた瞬間に必ず潰されてしまうんですね。ですから人間は進歩していない限り、本当の生きているという実在感と幸福感はないはずなんです。

何もコンピュータエンジニアにだけいえた話ではなく、営業マンだって銀行員だって、人間誰しも進歩を止めた瞬間に、技術戦争まっただか中だったコンピュータエンジニアのように潰されることこそないにせよ、少なくとも実在感や幸福感はやはりないような気がする。何でもいい、今日はこれができるようになった、これができた、というような小さな達成感を少しずつ積み上げていきたいと思った。

なお、池田敏雄氏についてはこちらの本にも詳しいが、残念ながら絶版である。この番組をみたのが既に10年近く前になると思うが、当時で既に絶版であり、アマゾンのマーケットプレイスで購入したのを記憶している。




2012-02-10

榊原英資氏 講演備忘録 8.日本は成熟国家である・・・悲観論はやめる

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8.日本は成熟国家である・・・悲観論はやめる

日本は悲観論が多い。
今後、日本の成長の4〜5%はありえない。
企業は高成長する。なぜならば海外に出るから。
国内市場は縮小。もし成長したらそれはバブル。
1〜2%の成長で十分。
成熟社会、経済への転換。環境、安全、健康。
日本は森が60%、雨は欧州の3倍ある。
日本は森を維持した。
海洋には36,360種類とも言われる生物が棲息している。
安全、それは歴史的権威である。明治維新までに3回しか戦争を経験していない。
異民族に征服されたことがない。
ほとんど戦争、内乱がなかった。これは世界的にない。
明治時代、欧州の女性が馬で3ヶ月旅行したが、安全だったと言っている。
夜、女性が1人で歩ける。
高年齢者の肥満が少ない。3%。アメリカは31%。

ここまでそろった成熟国家はない。
寿司、日本料理、日本の食材は世界的ブーム。
NYでも高級料理店は日本の食材を使う。
築地は多種多様で世界にないマーケット。活け締めの技術。チリにも魚のマーケットがあるが、活け締めがないため、臭い。
食文化、食の技術がある。
成熟国家として自信を持つ。
アメリカでは日本の再評価が始まっている。
クルーグマン、今のアメリカは90年代の日本より悪い。失われた10年というが、それもよくやっていた。
90年代の後半の金融危機、メガバンクの登場で金融システムを作った。

決して悲観する必要はない。
ドル円は上げはするが、基本的に70円台〜90円台。
グローバリザーションをやれば正常業もよみがえる。
製造業がどう克服するか。そろそろチャレンジしなくてはいけない。
海外で日本は成熟国家として評価されている。
我々が自信をもってモット世界に発信する。
それをやれば株も戻る。
円高+海外製造=空洞化はしない。アメリカ、韓国は空洞化していない。

以上で終了です。


榊原英資氏 講演備忘録 6.過去の円高と現在の円高

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6.過去の円高と現在の円高

80〜90年代の円高は3倍になった。
アメリカはドル安を懸念していたので当時は協調介入ができ、円高の期間は短期ですんだ。
現在アメリカはドル安を容認、欧州もユーロ安を容認している。
日本の介入は欧米には強い不満がある。
円高是正は介入ではできない。
以前の3倍の円高は調整が利かなかった。

続きはこちらをご覧ください。

榊原英資氏 講演備忘録 7.円高をどうとらえるか・・・今後も円高は続く

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7.円高をどうとらえるか・・・今後も円高は続く

世界経済は斑模様。

一般的マスコミ報道されるものとして、今年は年末にかけて円安展望が多い。
そのシナリオは、
貿易収支の赤字
消費税の引き上げがはっきりしない。鳩山、小沢両氏は反増税。野田総理の消費増税を潰して解散総選挙の可能性が大きい。
ここに国債暴落が重なり円安。
為替レートは相対価値である。

円安予想はとらない。
アジア通貨が対ユーロで強い。
元も管理下にあるものの徐々に切り上がっている。
シンガポールもあがっている。
日本も東アジアの一員なので円高トレンドは考えておくべき。

今は緩やかな円高。
それにより企業はグローバルに動きやすい。
製造業の課題、中国、インドで売らなくてはいけない。
サムソンやL/Gはそれをやっている。日本はできていない。中国、インドでシェアを上げること。
日本はそれができていない。中国、インドなどのアジアでシェアをあげること。
それには価格が安くないとできない。質がいいのはわかっているが、日本製は高い。ハイクオリティにこだわり過ぎでそれを捨てること。中国、インドにあわせた質の妥協が必要。

円高をどう利用するか。
これは個人投資も同じである。グローバルに相場をみること。
やはり相対的に欧州は悪い。
アメリカは現状は強い。80円を超えるかわからないが、そうは思わない。
小売りも伸びるだろうがバランスシートが悪い。
3〜5年スパンで順調にいくかは疑問。

続きはこちらをご覧ください。

榊原英資氏 講演備忘録 5.アジア経済の一体化

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5.アジア経済の一体化

東アジア、日本、中国、韓国、ASEANには制度的メカニズムはない。
欧州は財政以外がほぼ全て統合している。
制度はないが、日中の域内貿易は60%、EU65%。
日中の経済は一体化している。中国と関係のないところはない。

アジアを制度化するのは難しい。民族、宗教が複雑。
日本の最大輸出国は中国。20%、アメリカへは15%。この流れは加速するだろう。

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榊原英資氏 講演備忘録 4.中国、インドの将来・・・欧米からアジアへのシフト

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4.中国、インドの将来・・・欧米からアジアへのシフト

経済の主役が欧米からアジアへ、特に中国、インドへシフトしていく。

欧米からアジアへの移行、現在はそのプロセスにある。
リオリエント:東洋へ、(動詞で)方向付ける。

続きはこちらをご覧ください。

榊原英資氏 講演備忘録 2.アメリカ経済の現状

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2.アメリカ経済の現状

一方で、アメリカの回復はかなり良化が進んでいる。先日発表された雇用統計、失業率も良い数字が出た。
1995〜2007年にかけて平均3%のGDP成長率。その間日本は約1%。
100兆ドルの金融資産がバブルだったが、2007〜2008年にかけて崩壊。
その間のバブルで株、不動産ともに3倍になった。
リーマンショックで住宅価格が低下。CDS、CDOが焦げ付き、5台投資銀行のうち、3つが破綻。
現在、ゴールドマンサックスとモルガンスタンレーが残っているが、ディレバレッジへ方向転換している。
迅速な公的資金投入があったため、2010、2011年は校長を維持。
但し、バランスシートはまだ悪い状態。消費は増加するか。消費者の信頼感は戻るか。

続きはこちらをご覧ください。

榊原英資氏 講演備忘録 1.欧州危機の現状

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1.欧州危機の現状

欧州危機は当面は落ち着くだろう。ただし、終了したわけではない。
ポルトガルの10年国債は14.8%(時点は私の不記録)。これは破綻に等しい。
ギリシャ→ポルトガル→スペイン。南欧全体が財政危機である。
ギリシャの銀行が70%の債務削減をのむかどうか。これによって欧州危機は深まるかもしれず、解決には向かっていない。
S&Pはフランスも格下げしており、またドイツも国債未達など、良化の気配がない。


続きはこちらをご覧ください。

榊原英資氏 講演備忘録 3.中国、インドの現状と過去

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3.中国、インドの現状と過去

中国の昨年までのGDP成長率は10%、インド7%。
いずれ中国がアメリカのGDPを抜くだろう。2020〜2030年頃だろうか。
現在インドのGDPは中国、日本の1/3。インドがGDP大国になるには時間がかかる。
2050年には①中国、②アメリカ、③インド、④日本とのゴールドマンサックスの予想がある。
今後10年で、中国とインドの人口は逆転するだろう。
2050年の人口予想は中国12.9億人、インド16.9億人。
10年後にはインドが中国の成長率を抜く。
中国は一人っ子政策で老齢化が進む。
インドの人口構成は非常に若い。現在25歳以下が53%を占めている。
長期的な歴史をみると、中国かインドが概ねGDPで1位であった。
「1820年」の推計では、GDPの世界比率が
中国、29%
インド、16%
イギリス、5%
中国、インドの没落は19世紀半ばからで植民地化によるものである。
アジアで植民地化しなかったのは日本とタイ。但し、タイはイギリスの指導を受けている。
日本は地理的に遠い、明治維新以後の富国強兵、日露戦争の勝利により脅威をもたれていた。
第二次大戦前にアジアの没落があった。

第二次大戦後、日本、韓国、シンガポール、ASEANの成長。特に1970〜1980年代。
中国、インドは社会主義により成長が遅れた。
中国は1970年代終わりに市場主義化し、80年代に自由化を開始。
インドも1991年に市場経済化。輸入割当の撤廃、関税の低減を開始。
2050年にかけて、中国の成長率は4%まで低下するだろう。
インドは7〜8%を維持し、更なる上昇もありえる。

続きはこちらをご覧ください。

榊原英資氏 講演備忘録 目次

平成24年2月4日(土)、東京ドームシティホールで行われた某ネット証券会社主催の「お客様感謝デー」にて基調講演されたものを、私なりの解釈でメモしたものであり、講演者の趣旨を正当、または反論するものではない。あくまでも私自身の備忘録であり、内容が相違する点があるかもしれないが、一切の責は筆者である私に帰するものである。


なお、この備忘録をブログという公衆の面前に出すうえで、講演者の言葉をそのまま表記したのでは記録としては使用しにくいので、私自身にて以下のように再構成した。


1.欧州危機の現状




2012-01-29

『RUNWAY』 幸田真音

体調が良いと心なしか休日は時間がゆったりと過ぎていくような気がする。昨日はほぼ1日寝ては起き、寝ては起きを繰り返していたためあっという間に1日が終わってしまったが、今日はまだ13:20。穏やかな休日を過ごしている。



朝から幸田真音の『ランウェイ』を読み、読了した。最近は生活のリズムを崩さないよう、毎日早く練るようにしているため複数の本を同時に読むこともできないし、1冊の本を読むのにも日数がかかる。

舞台はファッション業界。一介のOLが失恋を機にショップの販売員に転職し、バイヤーに抜擢され、セレクトショップにヘッドハンティングされ・・・、と30歳を目前にした女性の人生を描いた作品である。外国人投資家の強かなまでの手のひらの返し方、女同士の嫉妬、おそらく実際のビジネスの世界では、小説には書ききれない程の試練や裏切り、妬みがあって、どれだけそれを描いたとしても「そうは問屋がおろさない」と、同業の者ならば思うだろう。同業の者でなくても、実際仕事をしている人間からすれば「夢のまた夢」のようなお話かもしれない。

フィクションであれ、やはり仕事に必要なのは「情熱」であって、それに加えてよくも悪くも「人脈」なのだと思う。そしてその人脈は「情熱」がないとついてこない。情熱と好奇心が漠然としたものではなく、ビジネスプランとしてビジョン、コンセプトが固まりそれをデザイン、またはソリューションしていくところでそこに魅力を感じた者が近寄ってきて人脈というものが出来上がり、人脈の広がりが資金の出し手を探し出す。偶然なようで、それは自らの情熱が磁力となって引き寄せたものであって、運がいいといえばそれまでだが、少なくとも情熱に対する努力がなければ何もできないということは間違いない。

そして、遮二無二なって働く女性はやはり美しい。我を忘れて、たとえ化粧を落とし忘れて顔がぐちゃぐちゃになっていても、必死になってやっているときは誰もが晴れ晴れとした顔をしているはずだ。それを人前に出るときはばりっと決めて表れる、それが粋というものだろう。そしてそれは何も女性に限った話ではなく、男性もまた然りでスマートに仕事をこなしているようにみえるだけではダメで、見えないところで壮絶な思いで取組む姿勢というものがあったうえでの「格好良さ」がないといけないと思う。

そんなフィクションの世界に絆されながら仕事に取組んだところで自分の仕事がうまく行くかといわれればそれは完全にYesではないと思うが、一方で少しでもフィクションの世界が自分の身に起ればそれはそれでドラマティックではないか。と、毎日思いながら仕事をしている私である。

ただし、体を壊しては意味がないので、その辺り、調節も必要であるが・・・。

2012-01-21

財布忘れる

どうしても行きたかった愛知県美術館で開催されている「ジャクソン・ポロック展」。県美の前は毎日歩いていて、その気になれば金曜日によればよかったのに、ついに最終日前日になってしまった。良くない体調をおして今日行くか、明日に賭けるか。悩んだあげく、午後出かけることにした。

10回の美術館前に到着すると既に10人ずつの2列の行列。もっと早く来ていればよかったと後悔しながら鞄をゴソゴソやってみると・・・、「財布がない」。

ちょっと前の休日に名古屋に出ようとして準備している時に、「今日は仕事じゃないから定期はいらないな」となぜか思って鞄に入れ忘れて泣く泣く往復1,000円近い電車賃を払ったことをいつも思い出し、休日の外出の際は必ず定期を持って出るように心がけていたのに、まさか財布を忘れるなんて。

これまで休日に財布を忘れたことは一度もない。会社に行くときも一度もない。財布を忘れたことがあるのは、クールビズでたまに半袖で会社に行ったとき、いつもはスーツの上着に入れているのに上着がないから仕方なく会社の引き出しに入れておいて忘れて出かけたことが数度あったが、完全に家に忘れたことはない。

途方に暮れてベンチに座っていたが、諦めきれずミュージアムショップだけでもみようと中に入ってみた。そこには、もう一昨年になるがMOMAでみた世界が繰り広げられているであろうことを予感させるグッズがいっぱい置いてある。明日またいってもいいが、きっと大勢の人でゆっくり観ることもできないだろう。

ならばいっそのこと、次の巡回展会場である東京近代美術館に行ったほうが得策ではないか。幸いにも東京展は来月から5月までやっている。すぐには無理でも4月になれば1日ぐらい有休を取って金曜日に行ってみるのも手かもしれない。暖かくもなってるから東京の街を歩くにはいいだろう。

ということでポロック展は諦めた。

だけどせっかくここまで来たんだ。何か「タダで」楽しむことはできないか。ふと、そのときある人物の顔が思い浮かんだのである。

2012-01-08

『赤い三日月 小説ソブリン債務』 黒木亮




黒木亮、『赤い三日月 小説赤いソブリン債務』を上下巻読み終わった。邦銀海外支店、日系証券現法、商社を渡り歩き、処女作『トップレフト』に始まり現在は作家専業の著者の得意分野である「国際金融」の最前線は、ある種同業でありながら、そんな世界に一歩も踏み入れることができない私のあこがれの世界をいつも体験させてくれる貴重な存在である。

黒木亮氏の作品の魅力はは金融小説に留まらず、海外で生活をした、海外で労働をしたその息づかいが垣間みれることだ。登場する現地の町並み、食事、風景などの描写が非常に多く、いつかその地へ行ってみたいと思わせるだけの描写がされている。私は残念ながら行ったことがあるのはニューヨークだけであり、ぜひロンドンにも行ってみたいと思うし、本書『赤い三日月 小説ソブリン債務』の舞台になったトルコにも興味を引かれた。

本書で特に目を引いたのは、おそらく著者は最も訴えたかった場面ではないと思われるが下巻に登場する以下の場面である。トルコ向けシンジケートローンの案件について、国際審査部とのやり取りの場面だ。

部長
「ロンドン支店が本件を是非やりたいという理由は?」

但馬
「本件がトルコの今後の資金繰りにとって、重要な意味を持つ案件だからです。トルコは当行の長年の顧客であり、顧客が助けを必要としている時に、それを提供するのが取引銀行としての務めだと思います」

審査役
「当行は民間企業であり、株主に対する経営責任を負っておりますから、顧客に対する支援は、その範囲内で行われるべきと考えます。むしろ、こういう問題の多い国とは、この際、すっぱりと手を切ったほうがよろしいかと存じます」

但馬
「銀行は民間企業ですが、同時に、社会的責任を担う公共的な性格を持っています。そのことは日本の銀行法にも謳われております」
「本件は社会的意義が大きな案件であり、リスクもとり得ると思料します。審査役にお言葉を返すようで恐縮ですが、民間企業であるなら、リスクを見極め、ビジネスチャンスを追求する姿勢が重要だと思います」

部長
「銀行は単に損得だけで融資の判断をするべきではないのは但馬君のいうとおりだ。また、社会的意義のある案件というものは、たいがいきちんと返済されるものだ」
下巻、196〜198ページより引用。一部省略あり。
なお、トルコの状況については本書が舞台なった当時のものであり、2012年現在のものでないことにご注意いただきたい。

これらのやり取りは何も国際金融の場面のみではなく、取引先がトルコなのか、はたまた街の中小企業なのかの違いである。このやり取りの前にはトルコに対するカントリーリスクの記述もあり、私が取り扱う日常案件においてカントリーリスクを勘案する必要は全くないが、それ以外の点はきわめて日常的なことだ。また、頻繁にロンドンとトルコを行き来する場面もあるが、これも飛行機を使って相手の「顔」を見に行くか、スーパーカブで走っていくかの違いであって、国際金融であろうと国内中小向け融資であろうと、お互い組織同士の取引ではあっても最終的には「担当者同士の人間関係」と、案件に対する熱意が重要になる。この点も同じだ。

これまで黒木亮氏の著作は単なる1冊を除いてあこがれだけで読んでいたが、金融という1つの取引が長期に渡るものはどこも同じ、という今まで違った視点で読むことができ、主人公但馬の熱意に負けない仕事ぶりを発揮していきたいと思った2冊である。

2012-01-03

2011年の運用成績

毎年恒例、年末現在の投資信託状況を確認してみた。私の資産のポートフォリを葉大きく2分していてそれは預金と投資信託である。そのうち、投資信託は4つを所有している。

  1. バランス型(積立)
  2. 世界国債ファンド(単発購入1回)
  3. 新興国株式INDEX(積立)
  4. グローバル株式INDEX(積立)
  5. 日経225連動
現在の相場状況から予想はしていたが、全てがマイナス成績であった。特に225連動もののマイナスが予想以上に大きい。10,000円以下でしばらく購入できていたので最近の8,000円台でもそれほど痛手はないかと考えていたが甘かった。新興国INDEXの倍、G株式の5倍のマイナスである。急速な円高のためこれらの方がマイナスが大きいと考えていたが、これも予想を反した。
元々年に数回しか状況確認をしないため、震災後に数ヶ月MRFの残高が不足になり購入できない時期があったのも影響しているのかもしれない。



次に、資産内訳を見てみよう。


  1. 赤 :国内株式
  2. 橙 :先進国株式
  3. 黄 :新興国株式
  4. 水色:国内債券
  5. 青 :先進国債券
  6. 緑 :国内REIT(2%)
  7. 薄緑:海外REIT(2%)

新興国株式以外はバランス型と並行購入になり、REITはバランス型のみである。

全体として株式の依存度が高く、特に国内株式の依存度が大きい。これは225を積み立てていることに加え、バランス型の国内株式の購入比率が高いためである。昨年の運用成績が大きくマイナスしたのも頷ける内容だ。ポートフォリオのうち、株式だけで全体の71%を占めることになる。

今すぐいるお金で運用しているわけではないのでマイナスで構わないうえ、長期的には相場は必ず上昇するという過去の流れをみれば今すぐ手を打つ必要はない。場が悪いうちに口数を多く購入できるというメリットを享受しているという見方も考えようによってはできる。ただ、昨今の金相場の高騰や原油価格などを考えると、コモディティが全くないというのは些かアンバランスかもしれない。

金相場は既にかなり高騰していると考えると、今すぐ株式からのリバランスはリスクが大きい。株式の積立金額を若干減少させ、その分をコモディティとREITへ振り分けるのは検討の余地がありそうだ。

あともう1点。投信を分散購入しているのにあえてバランス型を購入する必要があるのかという問題もある。現在のバランス型はコモディティはカバーしていないもののREITは投資対象になっているので自身で購入していないREITをカバーしてくれてはいるが、バランス型の積立金額のウェイトは結構大きく、また株式と債券中心の投資内容となると現在自ら購入している投信と差がなくなる。この分についても検討しなくてはなさそうだ。

以前は個別株を購入したり、FXをやったりもしていたが、やり始めるとそちらばかりに時間が取られ、その割に利回りが確保できないのでやめてしまった経緯がある。証券会社から送られてくるメールで投信積立による分散投資を知り、また内藤忍さん(当時マネックス証券)の影響から投資を始めてみたが、あまりにも「やりっ放し」感が強くなっているのでもう少し相場にも気をかける必要がある。

2012-01-02

初詣 城山八幡宮と日泰寺

元日から不幸な出来事が起ったのでこれ以上おかしなことが起きないよう、初詣に出かけてきた。まずは氏神様(の意味がよく分からないが、ひとまず家から一番近いということで)近所の八王子神社へ。一応お参り。

愛知県人であえて初詣の話題を書くなら「熱田神宮」とか、足を伸ばして「伊勢神宮」に行ったのかと思われるかもしれないけど、あえてそういうところには行かず前から行ってみたかった名古屋市千種区の「城山八幡宮」へ。毎年ここへ行っているとか何かの縁担ぎとかは全くなく、
名古屋が生んだ経済小説の祖にして気骨な作家の「城山三郎」が愛知学芸大学(現、愛知教育大学)にて教鞭をとり新婚時代にこの辺りに住んでいたことからペンネームを「城山」にした(ちなみに3月に引っ越したので三郎らしい(『そうか、もう君はいないのか』(新潮文庫)より)とのことから一度行ってみたいと思っていたからである。
ちなみにここに城山三郎ゆかりのものがあるとかそういうわけでは全くない。城山三郎に関する資料や功績は「文化のみち二葉館」に展示されているので興味のある方はぜひそちらをご覧になっていただきたい。

時間に余裕があったため、覚王山が目の前であることから「日泰寺」にも寄ってみることにした。
タイの国旗にタイ国皇太子が植樹したという木があったりで後で調べてみたら日泰寺の「泰」はタイのことであった。由来は上記リンクの在京タイ王国大使館に詳しく書かれているが、イギリスの考古学者が釈尊(ブッダ)の骨を発見し、それの一部が仏教国である日本人の手に渡りそれをまつるために建立されたお寺らしい。ちなみに日本で唯一無宗派のお寺で色々な宗派の人が輪番で住職を勤めているようだ。

お参りをすませたところで覚王山のスターバックスで休憩。日泰寺の参道がガラガラで、そもそも日泰寺にそれほど多くの人がいなかったから空いているかなと思ったら、これが受験生なのかなんなのか、やたら勉強している人が多い。テキストをチラ見するとセンター試験を間近に控えた高校生というよりも、見た目の年齢からもそうではなさそうな人ばかりだ。
いつも行くスターバックスは都心のお店ばかりなので店内で学習している人の割合はそれほど高くないが、郊外店だとくつろいでいる人よりも学習の場としている人が多いのか(たまたまかもしれないけど)。糸の切れた凧のようにフラフラしていてはいけないなとちょっとだけ反省。
受験勉強をしていた人にはぜひとも合格を手に入れてほしい。


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ちなみに城山八幡宮でひいたおみくじは「末吉」。そして今は調子がいいが、運気は下がるので調子にのるなと。もう既に運気はかなり悪いんですけど...。周りが好意的なので今のうちに個性を発揮しろとあった。
学問:地道にするとき(今年はそのつもりである)
恋愛:楽しいとき(ウソつけ)
商売:地味にしてよし(普通にしてれば地味な仕事ですから...)
病気:長いが全快する

周囲が好意的でいてくれる今の時期(これは実際に本当)に、時間がかかる病気をしっかり治し、学問に励む1年にしようと思った。

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今日の写真はウェブアルバムに無駄にアップしてありますのでこちらをどうぞ。

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