2010-01-02

1年の計画を立てる前にやらなくてはいけないこと

1年の計は元旦にありとは誰しもがいうことですが、計画は1年後にある程度は達成されていなくてはなりません。多くの目標はその達成のために自らの時間を利用する必要があるわけですが、一方で時間は無制限にあるわけではなく、24時間マイナス削られない時間で残った時間をどのように利用するのかが問題です。


削られない時間と空いた時間の切り替えが最近極めて下手になっているのを実感しています。削られない時間の後にすぐに自分の時間に入ることができずにボーっとする時間がかなり増加しています。もしかしたら、ネットを観たり、ブログ書いたり、twitterをやっていることがその時間なのかもしれません。このブログのURLは考えて表現するという意味からとっていますが、更新が滞りがちなのも、時間はあっても考えているようで実は切り替え時間のボーっとが続いているだけで、表現することがない状態だからだと思います。

大学時代の恩師は常に「人間力」という言葉を口にされます。人間力とは何なのか。それは「情熱と好奇心」。私には納得のいく言葉です。だとすれば、今の私は切り替えをスパッと行かせるほど情熱を注ぐものがなく、また好奇心に駆られる物事がないということなのでしょう。当然、こんな状態では魅力的な人間になれるはずもありません。

この方が言うようにやれればそれに越したことはないのでしょうが、そのやり方を考えることで精一杯になってしまい、本末転倒です。一方、こちらの方はそれを目指すなといいますが、それを鵜呑みにすればただだらけてしまうだけです。ビジネス書というものは著者の成功事例が書かれているものだけであり、環境もおかれている立場も違う方が書いたものですから、その他大勢の人間がそれを尊敬の域までもっていってマネをするのは自分を見失っている証拠でしょう。私も始めのうちはそのようになっていましたが、どこかでかみ合っていないことに気がついて手も足も出なくなりました。いわゆるHOW TOに情熱を注ぐことはもうやめにしたい、今年はそういう1年にしたいと思います。


もう30台ですから情熱と好奇心を満載にした人間であってもそれが他人から理解されなくてはいけません。独りよがりの人間力は全く意味がないでしょう。他人に理解されるにはやはり他人を理解しなくてはいけないことはここ最近痛感していることです。これまではわかる人がわかればいい的な考え方で自分を出すことは全く避けていましたが、これも考えたら労力は掛かれど何もプラスを生み出さないことでした。人に好かれるようなオープンさを持つことが必要です。


2010年はどんな年にしようか。考えるのに2日もかかって、これまた考えていたのかボーっとしていたのかわからなくなってきそうですが、「人間力を築き始める」1年にしたいと思います。但し、そのためのHOW TO合戦にはならないように。自分の時間は自分の意思で使う。これが今年の目標のようです。

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