2012-04-27

「マネーボール」を観て、回帰分析を思い出す。

毎日家にいると朝はどうしてもNHK BS1のメジャーリーグ中継に目がいってしまう。ましてや開幕前の特集を観てしまったり、昨日もBS Japanでメジャーリーグの統計方法を特集していたりなんかすると、どうしても話題にあがるのが昨年公開され話題になった「マネーボール」の話が出てくる。

ブラッド・ピットが演ずるアスレチックスのGM、ビリー・ビーンのこれまでになかった統計学的根拠に基づく選手起用についてのドキュメンタリー。原作本はアマゾンでは中古にしかなっていなかったけど、全米ではかなりなベストセラーになったようだ。

MLBにはSABRという日本ではあまり知られていない選手データがあるようだ。例えばフォアボールを含めた出塁率とか。そういう話を聞いていると、数字いじくり大好き人間としてはほかっておけない。公開時は「野球の話かぁ」程度で見向きもしなかったけど、アメリカのGM制度や、特にその統計データの使い方が気になって気になってTSUTAYAで借りてきてしまった。

制作側としてはGMの選手起用や資金面での苦悩に焦点を当てていたんだろうけど、当方が気になったのは参謀となったジョナ・ヒル演じるピーター・ブランドの方に目がいってしまう。野球経験全くなしのデータ屋さんがどんな活躍をするのか。そして彼は経済学部卒業である(イェール大なので、私とはレベルの比較もしようがないが・・・)。

これまで野球なんてほとんど観なかったし(一応スワローズファンではある)、球場もここ何年も行ってない。行っても野球を観るよりビール飲みに行っているようなもの(現在、お酒はやめた)。前に千葉マリンスタジアムに行った時は、鳴り物のないロッテの応援は楽しかったけど、他の球場はトランペットのやかましさと単調さでそれほど野球を観に行くこと自体に興味はなかった(但し、本来は金管楽器は大好きである)。

最近見たMLBの特集なんかでみた、データ的根拠に基づく選手の活躍予想とかみていると、不思議と野球への興味もわいてくる物だ。日本では投手で行くと防御率。打者だと打点、打率ぐらいしか数字がないけど、もっといろんな物を掛け合わせたデータが存在していて、そういう見方をするとかなり野球をみるのも面白そうだ。ちょっと斜に構えた感じになっちゃうかもしれないけど、「自分だけの基準データが作れるようになったりして」なんて考えちゃうとそれだけで楽しくなってくる。

宮本(東京ヤクルト)や稲葉(元東京ヤクルト)の2,000本安打もうれしいけど、数字の追っかけもやっぱり楽しいものだ。久々に、回帰分析でもやってみようかな。

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