現代は情報主義であり、情報が通貨以上の価値を持っている。
情報の生かし方で、生産性、付加価値の量が決まってしまう。
本書の冒頭で氏が述べていることであり、本書の最大の要点だ。
また、こうも述べている。
情報を持っていない人から情報を持っている人へ、お金が移動する仕組み。
いかに情報を多く持ち、その情報をうまく生かすかが、経済的に強者になれるかというのが現代の仕組みだという。
ところで、私などそうだが毎日新聞を読み、ネットでいろんなものを見て、本も読むよという割には、それ程情報を持っているという気はしない。本書にも書かれているが、一般人が日常生活で得る情報というものはそれ程大した量ではないようだ。
ではどうしたら情報洪水の中に身を置けるのかという点について書かれているが、その中で特に目に留まったのは
Giveの5乗
普段Give & Takeという言葉はよく言うが、そうではなくてひたすらGiveをするのがコツだという。
人と会って会話をするにしても、こちら側が情報を取るばかりでは相手が疲れてしまうか飽きてしまう。
ところが、自分から情報を出せば出すほど周囲から情報が得られるということだ。
その方法の1つでまず手軽に始められるのが、今まさに書いているブログ。
ブログでアウトプットすることで不特定多数にGiveができるし、自分が情報洪水の中から得た情報の信憑性の確認や整理も可能になる。
そのため、ブログには積極的に書き込みをしようということが述べられている。
これは確かにそのように思う。
常々思っていたが、いざアウトプットしようとしても、インプットした半分もまともにアウトプットなどできてはいない。また、インプットした情報のすべてが信憑性があるとは限らないし、そもそも信憑性というものは、またほかで情報を得なくては確かめることができないわけだから、例えば10の情報を得て初めて7ぐらいの情報にしかならないことも多々ある。
私の場合、情報が少ないのかそれとも情報の整理が悪いのかはわからないが、とにかくアウトプットは苦手だし下手だ。
ブログを書こうにもいつもネタに困る。そして続かない。
しかしいつも思う事は、書くこと、話すことのアウトプットによって自分の頭の中が整理されているのは間違いないと実感はしている。
アウトプットする事はインプットしているときよりも苦痛が強い。しかしそれを超えることでインプット-アウトプットの効率がよくなるのだから、これは克服しなくてはいけない壁なのだろう。
どんな些細なことでもいいから、もっと積極的にアウトプットすることを心がけていこうと思います。
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