2008-01-23

『余命1ヶ月の花嫁』  TBSイブニング・ファイブ編




彼の「何やっているの?」という問いに、

「生きてる」

と答えたら、普通ならばふざけているとしか思えないのは当然。


末期癌の人にとって、生きているのは普通のことではないんだ。

だけどこれは24歳という若さだから出てくる言葉だ。


私の祖父が末期がんだが、最後にそういうだろうか。

80歳も後半に入った祖父はびっくりするほど頭の回転が速く、未だに証券会社とまともに電話で話している。

ある意味「浴」はまだまだ衰えていない。

痛みが出始めたため告知をしたようだが、恐らく意識があるうちは何食わぬ顔で証券会社の人間と話をしているんだろう。

それは24歳の女の子が「生きている」といったことと何か違うのか。


ある程度やるべき事はやってしまったという状況から今までと同じことをやり続けて最期を迎えるのか、まだまだあれもしたかったこれもしたかったと思い、「生きている」ので精一杯と思いながら最期を迎えるのか。


今自分がこの状況だったらどちらだろう。

今の自分がそんな状況の「たられば」を考えても、失礼な言い方かもしれないが「時間の無駄」だろう。そんな状況の人たちに対して失礼だ。


身震いがした1冊だった。
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