2013-01-09

マイホームに憧れはあるけれど、怖くて買えないその気持ち

マイホーム。おそらくほとんど全ての人が1生の内に1回、ないし2回しか体験しない買い物でしょう。私が住む愛知県は(統計的に調べたわけではありませんが)一般に持ち家願望が強いといわれますし、周囲の人も最初は賃貸でもいずれはマイホームをと考えている人は多いようです。

住む家ということでいうと議論が分かれるのが「持ち家」か「賃貸」か、という問題が提示されます。どちらが「得」で、どちらが「損」なのか。この議論には答えはありませんし、聞いていると、どこか土俵が違うのではないかな?と思うようなこともあります。

この「得」、「損」については別の機会に譲るとしまして、私の結論は

住みたい家に憧れはあるけれど、
何千万のローンなんて怖くてできない。

職業は「夢のマイホームをもっていただくためのお金のお手伝い」をすることで(つまり金融機関に勤めている)、「家を買うから融資してほしい」という人に、基準に当てはまれば「○」、そう出なければ「×」という審査をやってお金をご融資するわけです。でも、個人的な感心事として、そんなこと言ってたら日本の住宅事情では住めないぞということもわかっているんですが・・・、
毎月10万円も35年間返していくっていう、その自信は一体どこから来るの?
というのがあって、私自身に置き換えた場合、とてもじゃないけど「ムリッ!」と思えてしまいます。

最近読んだ本の著者、安藤美冬さんがこちらの動画で全く同じことをおっしゃってみえて、とても共感できました。
Video streaming by Ustream


  • 給料が右肩上がりが前提。
  • 働けなくなったら、クビになったら。
  • 怖くて買えない。


「自分ができないことをよく仕事にしていられるな」と言われてしまいそうです。マイホームローンには金利の中に死亡保険金や、金利にプラス0.200%程度を上乗せすれば三大疾病の生命保険も付けられたりして何も問題ないだろ?とも言われてしまいそうですが、「生きているのに働けない、だから売りに出したらその金額でローンが返しきれなかった」という最悪の事態を考えてしまって、とてもじゃないけどやっぱり無理です。

もし、自分が買うとしたら、築何十年でもいいから駅に近い便利だけどボロボロのマンションを安く買って、多少の経済的変動があっても対処しうる程度の借入金額にしておきたいものです。

今日は些か気が小さい話題でした。

ちなみに上の動画、本当は1時間近くある対談なのですが、興味のある方はこちらへどうぞ。
http://www.pdj-lab.jp/pdj_archive/pdj_lab_01/#pdj_lab_01_02

第二部を抜粋したものが上記の動画になります。

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