朝日新聞土曜版で連載されていた、藤巻健史氏、藤巻幸夫氏兄弟の「藤巻に聞け」の抜粋単行本化。
私も図らずも金融機関に身を置くものとして、健史氏の言動には注意をしていた。
生き物である毎日の経済についての論評は、100%誰かの発言に依存するというのは極めて危険であることは言うまでもない。
氏の経済論評よりも、そこに向かう姿勢、考え方などを参考にさせていただいている。
文章の物腰から、最前線のマーケットで勝負する人間とは思えないところもあるが、そういった一面もまた、ディーラーとしてポーカーフェイスをしなくてはならない場合の1つの方法なのかもしれない。
「ものは捕らえ方でどうにでも変わる」ということを一番教えられたような気がする人物である。
0 件のコメント:
コメントを投稿