2007-02-20

企業人としての英語

先輩に日産関連の仕事をしている人がいて会う機会があったこともあり、話題の一つも兼ねて読んでみた本。



著者の言う英語学習方法は、意見「極端」であるように思える。

意識する英文の形は常に「SVOC」。語彙力不足は当たり前。

カタカナで聞き取った方が早いのではないか?

などと書かれている。

がしかし、さしあたって英語を利用できるようにするためには、この方法が一番早いのかもしれない。


納得の言ったことは

結局英語はツールなのだから、コミュニケーションする能力がなければ意味がない。


そのとおりだと思う。

英語学習が進まないのは、結局必要があるのかないのかはっきりしないことが原因の1つだろう。

貿易金融に携わるものとしては、ポイントとなる単語さえ理解できれば事足りてしまうのもまた事実。

それを乗り越えるためには、相当の意思が必要だ。


本書の題名にもある日産は、それこそコミュニケーションのツールとしての英語に徹底しているらしい。
それは、推奨したカルロスゴーンが英語がネイティブではないから説得力があったと記されている。

そして、日産での英語の研修は相当に白熱するものらしい。
それだけ必要に迫られているという証拠でもある。

ここで感じたのは、自分の意思の低さを補うためにも、ライバルは必要だということ。

人間、自分の意思は自ら補えなくても、「あいつに負けるわけにはいかない」という、自分にしか適用できない根拠があると、強くなれるものだ。

そういう環境に自分がいられないのが寂しいところだが、そういう環境に行く意思と努力は自分でしかできないというのもまた事実。

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