2007-02-10

新しい人間関係

サラリーマンになると結構難しいのが社外で人間関係、人脈を作ること。

ボーっとしていては人間関係はすぼむ一方だし、ある程度積極的になっても社内に限られる場合が多い。

異業種の方々と人間関係を作るため、最近ではよく異業種交流会といったものが開催されているようだ。

ところが、同業者で他社の人間関係を作ることは、これが結構難しい。

特に私が勤務するような金融機関の場合、お互いを補完する業務というのはあまりないため、どうしても同業者=競合先となることが多い。


今回私が参加した研修は、同業者の集まりで商圏が重ならないという、普段ではありえない環境に3ヶ月間身をおくことができた。

始まった当初はそれぞれが緊張感と使命感があり、若干硬い雰囲気であったが、商圏が重ならないことによる屈託のない意見や情報交換を行うことができた。

私たち自身がそれ程経験したことのない業務についての研修であったため、参加者それぞれに経験の度合いも違い、また理解の度合いもバラバラ。

そういった部分を講師の方々の解説だけではなく、お互いで補完しあうことでまた更に自分自身の理解度の確認、頭の整理をすることができた。


3ヶ月間会社を離れたことで、自分の会社のことを客観的に見ることができたし、他の方々もそうであったと言っている。

その客観的に見た結果をお互いで話し合うことで、それぞれのおかれている立場や環境を垣間見ることができ、自分の立場や環境と照らし合わせて意見や考え方を求めたり。

みなさん真剣に自分自身のことを考えているため、負けられないという気持ちもあった。そしてそれ以上に、こういった方々と自分も一緒に成長して行けたらなという気持ちももっと強く思った。


今回一緒にすごした方々との人間関係を、この研修だけに終わらせずに今後もずっと維持していきたい。

仕事でわからないことがあったらお互いにまた補完しあいたいし、具体的な仕事の方法だけではなく、いろいろな所で協力していけたらと思う。


サラリーマンになって閉ざされた中にいた自分に、外の世界を見ることができ、新しい人間関係ができたことが、今回の研修の最大の成果だし、私の今後にとって大きな財産となるだろう。

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