2011-12-03

小宮一慶氏のセミナー 備忘録

経営とは・・・

  1. 企業の方向付け。何をやるか。何をやめるか。
  2. 資源の最適配分。
  3. 人を動かす。

コンサルタントは業種ごとの細かいことはわからない。
クライアントは世の中の動き、他者の成功、失敗事例が知りたい。

2007年、パリバショック。
2008年、リーマンショック。100年に1回の不況といわれた。
もしイタリアがデフォルトになると(同時にスペインもなると思われるが)103年に2回の不況となる。
そのような状態に備え、今は借入をしてでも手元資金を増やしておいた方がいい。幸い低金利のため、利息は保険と考える。

現預金が月商の何ヶ月分あるかが1つの指標。
一部上場企業は概ね1〜1.5ヶ月分。
オリンパスは年商8,000億に対し、現預金が2,000億以上ある。一方で自己資本比率は20%を切っていて借入でもっている状態。
(仮説)粉飾決算が明るみに出るのを恐れて手元資金を厚くしていたのではないか?

仮説の検証を新聞を読むことで行う。

3月の震災で様々なことが早くなるのではないか。

  1. 産業の空洞化。海外へ進出。
  2. 財政の悪化。
  3. エネルギー政策→エコ

世の中の変化はビジネスチャンスである。

新聞は1面から読むこと。新聞は知ってほしいことから順番に書かれている。それが世の中の流れであるから、自分の感性をそれに合わせる。読む順番を自分の感性に合わせない。
気づいたこと、数字でも何でもいいから1つでもメモを。

GDPとは何か。付加価値の合計。売上−仕入。給与の源泉。名目GDPが伸びないと給与は上がらない。
1981年のGDPは240〜250兆円。初任給は100千円程度。
1991年は約470兆円。90年代前半の初任給は150〜200千円。
現在のGDPとそれほど変わらないから初任給も変化していない。

GDPにしめる個人消費の割合。日本:55%、米国:70%。

日本は物価が上がらなさすぎる。世界的にデフレは日本だけである。供給過剰。

円高なのに最近の輸入物価は上がっている。
8月は輸入が輸入物価以上に急増。LNGの輸入が増加したため。火力発電は70%がLNG。冬場は電力不足で貿易赤字になるか(仮説)?

直接投資は4月以降マイナスが大きい。企業は最適ディシジョンで海外へ進出している。GDPは増加していないのに過去最高益の企業が多い。企業は海外で稼いでいる。

所得収支の70%は債券での収入。海外の金利低下で所得収支が低下。経常収支がマイナスに陥らないか?


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