周囲の人にもいろんな人がいて、大きく分けると3つぐらいに分類できそうだ。
- 森をみて自分の木を理解して実行している人。
- 平原でひたすら自分の木を探し続けている人。
- 自分の木がわからないのに、森にぶち込まれた人。
1.の人は既に非常に助けてもらっている人である。誰しも思っているし、思われている、「この場合はあの人に」を理解していて実行している人。ただ、抱え込みすぎないように仕事の間引きをしてあげればいい。
2.の人は早くみんなの森につれてきてあげなくてはいけない。仕事の世界は見通しのいいところじゃなくて、ジャングルのように鬱蒼とした森の中にあるのだよと、わかってもらわないと、糸の切れた凧のようにフラフラしていて何一つ完遂できなくなってしまう。内勤に多い。
3.の人は私の周囲では特に営業に多いが、自分がなにができるのか、なにが得意なのかわからずに、また周囲にも彼の特徴を理解されずにノルマの森に落とされた人。右も左もわからない。どこに行けばいいのかもわからない。彼らにはコンパスと地図の読み方を教えないといけない。
2.の人は森につれてきてあげる途中で地図とコンパスの使い方を教えてあげられる。3.の人はもう森につれてこられてしまっているので、急いで地図とコンパスの使い方を教えてあげないと飢餓が待っている。
今、最悪なのは「地図とコンパスの読み方を覚えなくてはいけない」ということを、わからない人が多いことだ。もっとひどいのは、森の中で誰かにあったらそれでおしまい、助かった、後はその人におまかせで、というのもある。それはそれで有効な自己防衛手段であるが、いつまでたってもそれで続くわけもない。
先日のブログでも書いたが、「部下に如何に学習意欲を持ってもらうか」、地図とコンパスの使い方を、少しずつ教えていきながら、自分の楽をできる環境を作っていこう。