2008-11-10

『苦手な人とつき合う心理技術』  和田秀樹





他人に甘えるというのはどこか負け犬的なイメージがつきまとう。節度を越えて他人に依存するという感じが、大人ではない感じがしてしまうのもある。

この本によれば、甘えとは節度の範囲内で他人に頼ること。

それによって、その相手も満たされるというわけだ。

確かに他人から頼られるのは悪い思いはしないどころか、度を過ぎていなければ「やってやらなきゃ」と思わせて活力の源にもなる。

甘え方という点に関しては、確かに下手だ。

というのも、どこまでが度を過ぎていないのかが全くわからないからである。それだけ、人間関係ができていないということだろう。

「この人にこれを言ったらダメだろうな」という、根拠のない不安が(根拠がないから不安なんだが)、自分を押えてしまって、自分のことを話したことはあまりないような気がする。


話の間が持たなくなったときに、自分の話しをすることは気の利く人と思われるらしい。もちろん、行き過ぎていないことが前提ではあるが。


もう少し、他人に自分を出してみることでまた違った状況が作れるかもと思うと、少し楽しくなってきた反面、もっと相手をよく知らなくてはいけないなと思った。

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