調べ事があったのでGoogleで検索していたら、
Google Public Data Explorerというのができていて、グラフ化も行うことができます(2010年からサービス開始していたようです)。上のグラフは各国の平均寿命です(出典は世界銀行となっていいますが、確認はしていません)。
2010年現在、日本は香港と並んでトップで82.9歳、3位はオーストラリアの81.7歳です。シンガポール、マカオ、大韓民国、ニュージーランドなど、アジアオセアニア地域が続きます。
こちらのグラフは日本の平均寿命を時系列グラフにしたもの。私はあまり言葉としては流行らなかった「ナナロク世代」ですが、当時から目視で比較しても5歳近く平均寿命が上がっています。詳しく統計をみていませんが、概ね日本の平均寿命は右肩上がりです。
今の自分が何十年後かには平均寿命に達するわけですが、その時の平均寿命は一体何歳になっているのだろう。医学(療)が発達して平均寿命が上がるのか、はたまた生活習慣病(成人病)の蔓延で逆に下回るのか。きっと厚生労働省あたりのサイトを探せば統計の専門家がいろんなパラメータを入れて推計しているのだろうけど、一個人としては「鬼が笑う」であってその推計自体にあまり意味は感じられない。
現在公表されている平均寿命から現在の年齢を引いた残りの年数を考えたところでまだ半分もきていないので、何のイメージも湧かない。そもそも平均寿命であって、一個人の人生の集合系ではないのだから、明日には交通事故で私は死亡しているかもしれないし、志半ばに自裁しないとも限らない。また平均なのだからそこがThe End.、終ではなくて、それ以降がめでたく私にも訪れるかもしれない。
論理的思考ができる者としてこの世に生まれた私たちは、時間的に長く生きることが目的になっているが、本当は目的ではなくて手段であって、それはやりたいことが可能な限り全てやりきれるだけの時間を調達するということで長く生きることに意味があるのであって、ただ漫然と酸素を吸い、二酸化炭素を排出するだけであるのであれば寿命が長くなる必要なんてない。私たちができることは、常に満足を味わい、もう十分に堪能したと思いながら毎日を過ごすもよし、あれもやってないこれもやりたかったと後悔しながら毎日を過ごすもよし(但し、この場合、実際に様々なことに行動を起こしていて、それでもまだ不足するという意味で)、結局は毎日何を考え、何を行うかに尽きるのだと思う。